こんちゃんのブログ

気ままに好きなこと書いていくよ!

虹を架ける鳥 20 セキセイインコのキキちゃん

亡くなってから動物専門の火葬業者を手配し日取りを決めた。

 

火葬専用の車で出張してくれるタイプだった。

 

火葬のプランもいくつかあって遺骨をペンダントタイプのものに入れてくれる

コースがあったから妻は迷ったあげくそれにした。

 

小さな箱を買ってきてうちのインコを中央に

 

そのまわりにたくさんのお花と大好きだったおやつとおもちゃを

 

びっしりと詰めてあげた。

 

向こうへ行ってもご飯に困らないようにと妻がいっぱい詰めたのだった。

 

そしてお気に入りだった止まり木も一緒にいれてあげた。

 

止まり木を見ただけで涙が出る。

 

うんちの跡だらけだったがずっとその上にいたんだなと思った。

 

病院という慣れない環境で少しでも頑張れるようにと妻が預けたものだった。

 

 

 

話は少し遡るが、うちのインコはYouTube内のインコのファンだったのだが

 

そのインコがDA PUMPのUSAを歌う動画がある。

 

ファンになっているうちのインコはもちろん真似してUSAの歌詞の一部を歌うようになっていた。

 

歌うといってもなんとなくそう聞こえる程度だが

 

真似していたと思う。

 

動画を見せると真剣に見ていたし

 

放鳥時もUSAを流すと一緒に歌っていた

 

家庭内では『キキちゃんのテーマソングだね!』となっていた。

 

 

火葬の日、飾り付けて業者を待つ間に最後の別れをしている最中に

 

偶然、ラジオからUSAが流れた。

 

妻と筆者は目を合わせて、驚いた。

 

ブームは去って、聞く機会が減っていた曲ではあったが

このタイミングで流れることがあることに

 

たまたまだったかもしれない

 

夫婦で曲が終わるまでうちのインコを撫でてあげた。

 

曲が終わり、業者が到着し最期のお別れをした。

 

業者の方は丁寧に作業を進めてくれた。

 

骨上げをしたがほとんど骨残っていなかった。

 

わずかな骨を骨上げし終わらせた。

 

うちのインコがいなくなって私たち夫婦はメンタル面でかなりやられたと思う。

 

筆者な妻を慰めるのに必死だったし、不妊治療に影響するといけなかったから

 

妻はペットロスに陥り、毎日思い出しては泣いていた。

 

 

 

次回はうちのインコが亡くなってから起きた不思議なで出来事を書こうと思う。

 

 

虹を架ける鳥 19 セキセイインコのキキちゃん

うちのインコを入院させて一週間経った頃

 

夜の20時頃に病院から連絡が入った。

 

電話に出た妻は固まったまま静かに電話の内容を聞いていた。

 

そのうちに手が震えていた。

 

『キキちゃん危ないて・・・』

 

一時的には持ち直したみたいだが体力が持たないようだった。

 

今夜が山だと伝えられたらしい。

 

電話を切った瞬間、妻は泣き崩れた

 

『キキちゃんが居なくなったらどうしよ・・・』

『キキちゃんが死んじゃったらどうしよ・・・』

 

ずっとこれだけを言っていた。

 

とにかく妻をなだめてはいたが筆者も気が気じゃなかった。

 

妻は泣き続けた。

 

そんな妻は見てられなかったし、何より心配だった。

 

だから、病院まで車を走らせた。

 

夜だし対応してくれる保証はどこにもなかった。

 

電話もかけてみたが留守電になるばかりで繋がらなかった。

 

でも黙っていられなかったから高速で札幌まで急いだ。

 

その間も妻は泣きっぱなしだった。

 

 

 

なんとか病院に着いたが、どうして良いかわからなった。

 

その病院は先生の御宅と病院がくっついて建てられていた。

 

自宅であろう家に失礼は承知でインターホンを鳴らした。

 

言葉がうまく出ず、震えた。

 

夜分遅くに失礼だったと思う、もちろんしっかりと挨拶はさせて頂いた。

 

時間は22時を回っていたが先生は自宅から出てきてくれた。

 

でも先生から発せられた言葉に私たち夫婦は凍りついてしまった。

 

『頑張ってはいたんですが、30分前に亡くなられました。』

 

何を言っているのかわからなかった。

 

妻は泣き止んではいたが泣きじゃくってしまってどうしようもならなかった。

 

先生が

『今、正面の玄関開けるので待っててください。』

と親切に対応してくれた。

 

病院の玄関が開き、診察室へ待っているところに

 

うちのインコは運ばれてきた。

 

横になっていた。

 

鳥が横になるときは死ぬ時だ。

 

本当に死んだんだと思った。

でも受け入れられなかった。

 

いつもうるさくてうるさくて仕方なかったあのインコが

ボサボサな羽、ボロボロなくちばしで静かに横になっていた。

 

最後にうちのインコのお気に入りだった止まり木も預かってきた。

 

その止まり木にはたくさんのうんちの跡が着いていた。

 

この木の上にいたことが見てわかるぐらいに

 

先生は

『ずっとその気の上にいましたよ』と行っていた。

 

筆者は冷静に手続きを済ませて、先生にお礼を言い病院を後にした。

 

車に乗った瞬間、何かがはち切れたかのように涙が出てきた。

 

ボロボロでいつもより軽くなってしまっているインコを抱きかかえ

ただただ涙が出た。

 

妻も泣き続けていた。

 

帰宅後、二人で必死に話しかけた。

 

『よく頑張ったな・・・辛い思いばかりさせてごめんな』と・・・

 

発情させてしまったことで卵詰まりになり

治療のストレスから胃潰瘍になり、バタバタと悪いことが重なり

あっという間に逝ってしまった。

 

本当に弱い生き物だ。

 

 

それから私たち夫婦の生活の中心だった存在が突然となくなった。

虹を架ける鳥 18 セキセイインコのキキちゃん

卵詰まりから、卵管が飛び出し

 

症状や治療のストレスから日に日に元気がなくなっていった。

 

そしてあまり動かなくもなっていた。

 

妻は心配で心配で片時もインコの側を離れなかった。

 

夫婦で話し合った結果、お金はかかるが札幌の専門の

病院で診てもらうことに

 

筆者は仕事で連れて行くことはできなかったが

妻が車を走らせた。

 

普段は運転はしない妻だが、運転には難があった

しかし、この時ばかりは命がかかっているので

苦手な運転でも片道二時間の道のりを走らせた。

 

診断は卵管が飛び出した事による、過度のストレス

 

そのストレスによって細かなころが色々と引き起こされ

衰弱しているようだった。

 

迷わず入院させることにした。

 

専門医に任せるしかないと思った。

 

帰宅後、私たち夫婦に会話はなかった。

 

インコが居ないとこんなに家の中は静かなのかと気付かされた。

 

出かける時も癖で電気をつけて行こうとするたび

 

『あー入院しているからいないんだった・・・』

 

ことあるごとに生活の1つ1つがインコ中心になっていたため

 

何をするでもインコが頭をよぎった。

 

そして夫婦で休みが合う日に面会に行った。

 

 

だけど想像している以上に事態は深刻だった。

 

会った瞬間にわかった。

 

毛並みもボサボサ、くちばしもボロボロ、立っているのがやっとの

姿だった。

 

鳴く力も残っていなかったのだろう。

 

筆者に気付いたうちのインコは立っているのがやっとの状態なのに

ケースに張り付き、逆さまになろうとしていた。

 

それは毎日やっていた遊んでほしい時や構ってほしい時にやっていた

あのアピールだった。

 

衰弱しているのでケースで逆さまになることができず転んでいた。

 

転んでも逆さまになろうと必死に体を動かしていた。

 

見てられなかった。

 

妻は泣きながらも必死にインコを励ました。

『キキちゃん、頑張るんだよ』と

 

インコのために大好きな扇型の止まり木を持ってきていた。

慣れない環境で少しでも頑張れるようにと妻が家から持ってきたものだった。

 

筆者の姿を見ると残り少ない体力を無駄に消費してしまい

治療に影響が出ると思い

 

筆者は早々と部屋を出た。

 

しかしうちのインコは筆者が見えなくなるまで逆さまになっていたらしい。

 

妻は泣きながらインコに別れを告げ

『また来るからがんばるんだよ』

と自分に言い聞かせるようにインコに話しかけていた。

 

そしてこの数日後にあの電話が入った。

 

忘れることのない日だ

 

 

虹を架ける鳥 17 セキセイインコのキキちゃん

その連絡は突然入った。

 

妻から

『キキちゃんがカゴの隅でうずくまって動かない』

『卵を産もうとしてるかも!苦しそうにしている!』

 

とりあえず今すぐ診てくれる病院を探して行くように指示した。

 

市内の動物病院を探し、いくつか連絡したがインコを診てくれる

病院がなく、一応インコも診れますよてところに連絡がついたので

連れて行くことにした。

 

原因は卵詰まりだった。

 

12月頃だったと思う。

 

こんな時期に卵詰まりするのは変だと言われた。

 

カゴの中の室温が高すぎたり、過度のスキンシップが原因だと考えられる。

 

最近、元気が無くカゴ内の室温を高めていた。

 

元気がないのではなく卵を産む準備を進めていたのだろう。

 

毎日、見ていながら気付けなかった自分が憎かった。

 

 

 

卵が詰まっているからと医師に卵を出してもらった。

 

初めての卵だったので小さかった。

 

無理やり出されたのがいけなかったようだ

 

その行動自体は悪くなかったと思うが

 

無理やり出されたらしく卵を出したあと

 

お尻から卵管が飛び出してしまっていた。

 

その日を境にうちのインコは元気が無くなっていった。

 

ご飯も食べなくなった。

 

妻は無理やり出されたことに激怒していた。

 

他にやりかたがあったんじゃないかと

 

インコの元気が戻らないので他の病院を見つけ診てもらうことに

 

そこで飛び出している卵管を戻してもらったが

 

完全には戻ることはなかった。

 

この病院の先生はとてもよくしてくれたし

 

インコについても詳しそうだった。

 

なんで最初からそこに行かなかったと言うと

 

その先生が常駐していなく不定期でいるかいないか

当日にならないとわからないらしい

 

札幌のような都心部なら色んなペットを診てくれる病院は

たくさんあるのだが・・・

 

今回の件で学んだことは

飼っているペットを診てくれる病院をしっかり調べておくこと

 

インコだから動物病院で診てくれるだろうは間違いである。

 

動物病院といっても犬猫がほとんどである。

 

事前に電話をしてどこの病院が診てくれて何時まで対応してくれるのか

 

これは本当に要確認である。

 

命に関わることだから

 

あとで後悔しても遅い

 

ここから先、うちのインコの調子の悪いエピソードとなる

 

記録するのは苦しくなるが見てくれている人がいるなら

 

読み進めてほしい

 

とりあえず今日はここまで

虹を架ける鳥 16 セキセイインコのキキちゃん

うちのインコは毎日、チラシかじりに精を出している。

 

毎日かじっているせいか頭のてっぺんが黒くなってきていた。

 

静かな時はだいたいチラシをかじっているので

静かになっていたら声をかけた。

 

その度、悪いことをしていた子供のようにビクッ!となって

こっちの機嫌を取りにきているようだった。

 

そんな中、頭があまりにも黒かったので

とっ捕まえて無理やり頭を拭いてやった。

 

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髪型が崩れたようになっていて、角度によってはハゲたおっさんのような頭になってものすごく笑わせてもらった。

 

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頭を拭かれてテンションがだだ下がりしてるようだった。

 

とにかく放鳥時はおもちゃを無視して筆者の部屋まで遊びにきていた。

 

気付いたら放鳥時に必ず発情するようになっていた。

 

メスのインコの場合は

 

お尻を突き上げ、しゃちほこのようなポーズをとる。

 

うちのインコは放鳥時に筆者のところまで駆け寄ってきて

指に乗せてからスキンシップをとっていると

しゃちほこのポーズをするようになっていた。

 

発情は命を縮めるから妻からは発情はさせないように

言われていた。

 

そんなつもりはなかったが発情してしまうのだ。

 

頭を手で覆い、暗くすることで発情を抑えていたりしたが

 

次第にそれにも慣れ始め、何をしても発情が止まらなくなっていった。

 

発情時のしゃちほこのポーズ中は筋肉が硬直しているみたいで

身体が硬くなっていた。

 

逆さまにしてみてもそのポーズのまま硬直し続けた。

 

あまりにも発情頻度が上がり、どこか心配だった。

 

そしてある時を境に発情した時に壊れたように奇声をあげ

止まらなくなったのだ。

 

その時は夫婦で

『キキちゃんが壊れたw』と笑いながら話していたが

 

これがとんでもないことへ繋がっていた。

 

普段と違う行動をとったらとにかく注意して愛鳥を見ていてほしい。

虹を架ける鳥 15 セキセイインコのキキちゃん

筆者の休みの日の起きた時にインコがうるさいかうるさくないかで

 

その日の天気がわかるようなってきた。

 

元気に朝からうるさいくらいお喋りしていたら天気が良い証拠だった。

 

逆に静かだと天気が悪いか雨の日だった。

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起きて部屋から出ると既にうちのインコは逆さまになってこちらを見ていた。

 

まるで居るのがわかっていたかのように

 

ゆっくり朝ごはんも食べさせてくれなかった。

 

構ってアピールがすごかったからである。

 

前回の記事でインコは体調が悪いことを隠すと書いたが

うちのインコは本当に調子悪い時は本当にぐったりするし

それ以外は全力でうるさかった。

 

0か100しかないような感じだった。

 

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以前に紹介した台が相変わらずお気に入りなようで

 

かじったり登って休んだり有意義に活用しているようだった。

 

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本当にこのインコに関して思うことは

 

やんちゃ坊主だったということ

 

メスなんだからお淑やかなにしてもらいたがったが

インコ界のメスはこんな感じなのだろうか?

 

色んな性格のインコがいるからなんとも言えないが

 

カメラを向けると必ずこっちに寄ってきて

寄りすぎてピンボケばかりで撮影も楽じゃなかった。

 

こんなうるさくても癒しをくれるインコとの生活が

ずっと続くとばっかり思っていた・・・